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花火の撮り方 -撮影編-

カテゴリー:TIPS・小技2015.08.01.Sat

花火の撮影は難しそう...、と思っていませんか?
実際はそんなこともないのです。設定さえどんな風にするのか覚えてしまえば、あとはカメラをセッティングして撮るだけです♪

「花火の撮り方 -準備編-」では、最低限の持ち物のお話をしました。
私も実際にレリーズケーブルを忘れたことがあり、細かなブレのある写真を量産したことがあります(^-^;
慣れてくると、「ついうっかり」な忘れ物をすることもあるので、みなさんもご注意くださいね。

さて、今回は実際の撮影方法について説明したいと思います。

花火の撮り方 -撮影編-F4.5, SS14", ISO100 with ND8
EF 24-70mm F2.8L with EOS 6D

花火の撮影と似ている撮影があります。
それは夜景の撮影です。

花火の撮り方 -撮影編-F8, SS5", ISO200
EF 28mm F1.8 USM with EOS 40D

夜景撮影の場合、被写体事態に光量が少なく、カメラを三脚に固定しシャッター速度を長くして撮影する必要があります。

花火の撮影の場合、被写体の花火は自らが光を放っています。
そのため、被写体に光量の足りない夜景撮影とは違い、ISO感度を上げることなく撮影することができます。

では、なぜ三脚に固定し長秒撮影するのでしょうか?

花火の正体は星というまるい玉の火薬です。その星に火が付き丸い形に広がっていくのが花火の正体です。
そのため、速いシャッター速度で撮影すると点が丸い形に並んでいるだけになります。

花火の撮り方 -撮影編-F2.8, SS1/15, ISO800 with ND8
EF 24-70mm F2.8L with EOS 6D

瞬間的には点ですが点をつなげていくと線になりますよね。そこで登場するのが長秒撮影なのです。
長秒撮影すると手振れしてしまうので、綺麗な形で写真に残すために三脚に固定するのです。

言葉で説明すると小難しいので、設定だけをまとめてみましょう。

  • 撮影モード:バルブ
  • ISO感度:100 or 200
  • 絞り:F8 ~ F16
  • シャッター速度:任意(1秒~)
  • ホワイトバランス:蛍光灯や電球

撮影モードにバルブとありますが、バルブとはシャッターを押している間はシャッター幕が開き露光するモードのことです。簡単に言うと、シャッターを押している時間がシャッター速度になるモードです。

ISO感度はお持ちのカメラの設定で一番低い値にしましょう。拡張感度がある場合は、ノイズが出たり、RAWの保存ができない場合もあるので、あまりオススメしません。

絞りについては、はじめのうちはなかなか感覚がわからないかもしれませんが、ISO100ならF8で、ISO200ならF11で撮ってみましょう。
もし花火が明る過ぎたり白トビしてしまうようでしたら、絞りを絞る(値を大きく)してみましょう。
花火の撮影の場合、花火の明るさは絞りで調節するのです。ここに慣れるのが、花火撮影の一番の難関かもしれません。

花火の撮り方 -撮影編-F5.6, SS6", ISO100 with ND8
EF 24-70mm F2.8L with EOS 6D

そして、もうひとつのコツ。
それはタイミングです。

打ち上げ場所から比較的近い位置の場合、打ち上げ音の「ドン」という音と同時にレリーズケーブを押します。
そのまま花火が「ドーン」と花を開き、その花が消えるまで押し続けます。

「ドン」から「ドーン」、そして花火が消えるまでシャッターを開いていると、綺麗な花火が撮影できます。
複数の花火を撮影する場合も基本的には同じように、花火が開いてから消えるまでをいくつか入れるようにしましょう。

花火の撮り方 -撮影編-F5.6, SS41", ISO100 with ND8
EF 24-70mm F2.8L with EOS 6D

広い範囲で様々な花火が次々に打ち上がるスターマイン(速射連発花火)の場合も基本的には同じ考え方でいいのですが、注意点があります。

スターマインの場合、同じ高さの花火が数多く上がるので、露出オーバーな写真を量産してしまう可能性があります。
そのため、絞り込んで(F16などで)撮影する場合が多くなります。

もしくは、Photoshopをお持ちの場合は、露出オーバーにならない写真をいくつか撮影しておき、レイヤーモードを比較(明)で重ねていくという手法もありますが、Photoshopをお持ちでない方もいますよね。

その時に便利なのが黒い布などです。
撮りたい花火を撮影した後は、レンズを黒い布などで覆います。黒い布で覆っている間は写真には写らないので、次に撮りたい花火が出てきたら黒い布を外して再び撮影をします。
これをくりかえすことで、たくさんの花火を1枚の写真に収めることができるのです。

花火の撮り方 -撮影編-Photoshopによるコンポジット合成
EF 24-70mm F2.8L with EOS 6D

最後にホワイトバランスです。
最近は花火もたくさんの色が使われるようになりました。オレンジや赤、青から緑、様々な色をきれいに撮影するにはホワイトバランスの設定がとても大切になります。

そこでお勧めしたいのが、蛍光灯や電球です。
青系や緑の色がとても鮮やかに、そして赤やオレンジもいい色味を出してくれます。

しかし、色については見た目に忠実な方を好まれる方や、幻想的な色が好きな方、好みの幅が広いと思います。
RAWで撮影しておけば、ホワイトバランスは簡単に変えることができます。
ぜひあなた好みの好きな色をホワイトバランスで見つけてみてください。

花火の撮り方 -撮影編-F4, SS20", ISO100 with ND8
EF 24-70mm F2.8L with EOS 6D

「花火の撮り方 -撮影編-」
とても長くなってしまいました(^-^;

いろいろと書きましたが、なぜその設定にしているのか、基本的な考え方さえ覚えておけば、臨機応変に対応できると思います。少しずつあなたのペースで楽しみながら覚えていきましょう。

まだまだ花火は開催されています。
撮影だけに集中せず、職人さんが精魂込めて作り打ち上げている花火を楽しむこと。
これが花火撮影の一番の上達方法であり、楽しみかもしれません。

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